眠い目をこすって始まる、夏の朝。
お弁当づくり、本当に大変ですよね。
- 早起きしないといけない
- 時間もない
- でも衛生面はしっかりしたい…
そんなジレンマに悩むすべての人へ。
今回は、夏のお弁当で気をつけたい食中毒予防のポイントをまとめました!
基本中の基本!素手は絶対NG!
黄色ブドウ球菌に注意
人の手には、黄色ブドウ球菌という食中毒菌が潜んでいることがあります。
特に手荒れや小さな傷があると、そこから菌が食材にうつることも。
この菌が作るエンテロトキシンは、加熱しても壊れない強力な毒素です。
おにぎりは「ラップ」か「成型器」で
手で直接握るのはNG!
- ラップで包んで握る
- 成型器を使って成形する
キャラ弁も、飾りつけは素手を避けて手袋や道具を使いましょう。
手袋をすれば安心? → それだけじゃ不十分!
手袋のまま触ってませんか?
手袋をしていても、
- スマホでレシピを見る
- 冷蔵庫を開ける
…こうした行動で手袋が汚れてしまいます。
実際、冷蔵庫の取っ手は、飲食店の拭き取り検査でも菌が多く見つかる場所。
衛生的に使うには、以下のルールを守りましょう。
手袋使用時のポイント
- 調理中だけに限定して使用する
- 他のものを触ったら交換する
- 汚れが気になったらすぐ取り替える
水分と温度管理が食中毒を左右する!
菌が増えやすい条件
- 水分が多い
- 20〜40℃の温度帯
この条件がそろうと、菌はどんどん増殖します。
夏のお弁当作りでは、うっかりこの環境を作りがち。
食中毒を防ぐための工夫
- ごはんやおかずはしっかり冷ましてからフタをする
- 水分の多いおかずは避ける
- ミニトマトはヘタを取らずに入れる
※園児向けのお弁当ではカット指導あり。夏場は避けるのが無難です。
冷凍おかずは「温め直し」が鉄則!
自然解凍は危険なケースも!
冷凍中の菌は死んでいません。
作り置きの段階で菌がいた場合、自然解凍中に急激に増殖する可能性があります。
冷凍おかずの安全な扱い方
- 冷凍ストックおかずは再加熱してからお弁当に詰める
- 「自然解凍OK」の市販品は衛生管理済みなので安心
時短!お弁当をすばやく冷ますには?
「しっかり冷ます」ことは大切だけど、時間がかかる…。
そんなときは冷却アイテムを活用しましょう!
おすすめの冷まし方
- 保冷剤をお弁当の下に敷いて冷ます
- ハンディファンで風をあてる(※ホコリの舞い上がりに注意!)
持ち運びは「全方向保冷」で!
食べるまでの温度管理が大事!
特に通園・通学・通勤の時間帯は、お弁当が温まるリスク大。
冷たさをキープするコツ
- 保冷バッグを使用(内側がアルミのものがおすすめ)
- 保冷剤は上下左右から囲むように配置
- 凍らせたゼリー飲料やお茶を入れて冷却+水分補給にも◎
まとめ|ズボラでもこれだけは守って!
NG行動 | 安全なやり方 |
---|---|
おにぎりを素手でにぎる | ラップ or 成型器を使う |
保冷剤1個だけ使う | 保冷バッグ+複数の保冷剤 or 凍らせた飲料も併用 |
冷凍おかずをそのまま詰める | 必ず再加熱・冷ましてから詰める |
手袋でスマホ・冷蔵庫に触れる | 他のものを触ったら手袋交換 |
温かいままフタをする | しっかり冷ましてからフタをする |
おわりに 頑張りすぎないお弁当衛生
大切な人のために、毎日つくるお弁当。
「これだけは守る!」というポイントを決めておけば、誰でも安全なお弁当がつくれます。
無理せず、賢く、そして愛情たっぷりに。
一緒に夏のお弁当づくり、乗り越えていきましょう!
コメント